数学ガール

数学ガール表紙

最初に知ったのは本屋で見かけた漫画版でした。

塾講師とはいえ数学を教えている身として、
数学と名のついた本を見逃すわけにはいかないと。

しかも漫画のタイトルでしたから驚きました。

最近の本屋では漫画は立ち読みできないので、
表紙を見ながら買うかどうか考えたのですが、
よく見ると作画と原作が別。

そんなときには原作を買っちゃう派なので、
本屋の中を彷徨ったのですが見つからず、
アマゾンで検索して注文することに。

で、アマゾンで検索したら、
文庫サイズじゃなくてA5サイズなの。

文庫なら通勤時間に読めるけど、
A5だと持ち運ぶには大きいから家でしか読めない。

買うか買うまいか2,3日悩みました。

買いました。

後悔はしていません。

じゃあ誰にでもお薦めかっていうと、
全然誰にでもじゃないんですけど。

理系な人にはお薦めです。

出力

・インプットとアウトプット
多くの人が本はたくさん読んだ方がいいと言う。しかしまた、多くの人が本をたくさん読むだけでは駄目だと言う。昨日書いた三多もそうであるが、本を読む、つまりインプットに対して、表現する、つまりアウトプットが重要であると唱える人が少なくない。

・アウトプットが何故重要か
アウトプットは理解を深める手助けになる。表現をする過程で仕入れた情報の本質を理解するというのは納得しやすい。理解までは行かなくとも、自分なりの解釈という物をもたなければ良い表現は出来ないからだ。人に話しているうちに考えがまとまってくるといった経験は誰にでもあるのではないだろうか。

・アウトプットの機会
幸い今の世の中にはアウトプットの機会が昔と比べると増えたようである。語ることと書くことと芸術という手段は変わらないが、それを多くの人に伝える手段が出来た。即座に多くの人に伝えることが出来るというのは目的意識の形成に役立つ。目的意識は継続に役立つ。

・アウトプットする内容の質
アウトプットなら何でもよろしいと言う本もあれば、アウトプットする内容を練り、吟味することこそが肝心であると言う本もある。私は程々が肝心であると考える。あまり固くなってアウトプットの回数が減っても良くないし、かといって垂れ流しに言いたいことを言っていても良くない。

ハチはなぜ大量死したのか

帯のコピーに目を惹かれて買いました。
「今年度もっともスリリングな科学の書」
「北半球で300億匹のミツバチが死んだ」

ミツバチの大量死は映画『ハプニング』の
導入のネタにも使われていましたね。

読み始めると面白くて止められなかった。
お陰でここ数日間寝不足です。

CCD(蜂群崩壊症候群)という怪現象、
その原因を追求する過程がスリリングで、
早く続きが読みたくなる。

犯人は寄生虫?殺虫剤?農薬?宇宙人?
ウイルス?抗生物質?ストレス?携帯電話?

しかしそれだけではなく、

現代農業がいかに病んでいるか、
僕たちの食の安全の危うさ、
そして自然の偉大さを思い知る一冊。

ハチミツ食べよう!

適応体

世の中には面白い本がいくらでもある。
その中で一番面白い本が生き残るのか?

否。

娯楽は消費される。

100年前の本が、
100年前と同じ面白さではないのだよ。

結論、何者も生き残らない。

変化し続けないと生き残れない。

変化したら生き続けられるけど、
同じままでは残れない。

同じまま生き続けることはできないのだよ。

滅多にね。

だからこれからも星の数ほどの本が生まれ、
そして忘れられていくことだろう。

僕たちの終末

西暦2050年、太陽活動の活発化により
人類は絶滅の危機に瀕していた。

そんな中、インターネットに
「宇宙戰をつくりませんか?」
というサイトが……。

というお話です。
面白かったです。

ネットで調べたらリアリティのある
本格SFたらどうたらの書評があるようですが、
フィクションですから楽しめればいいと思います。

僕は楽しめましたからいいです。

皇国の守護者

過ちが罪となりうるのは、それを犯している意味に気づかない場合だけなのだ

皇国の守護者 第4章 俘虜

 不快な記憶など封印してしまい、楽しいことだけを思いだせ、そう主張する者が存在することは新城も知っている。しかし彼はそうした考え方に同調できない。
 いや、はっきりと蔑んでさえいる。それは何も見ないということ。自分の欠点に気づかぬまま無自覚に生きるということにつながるからだった。とてもではないが耐えられない。

ライラの冒険

数日前に読破しました。
黄金の羅針盤、神秘の短剣、琥珀の望遠鏡。
なかなかボリュームがありまして、
読み直さないと繋がらない部分もあったり。

ライラの冒険は、
ナルニア国ものがたりのような、
宗教を題材にした児童文学です。

琥珀の望遠鏡で描かれる死者の解放は、
ゲド戦記と共通な部分があります。
つまりライラの世界には神はいないんです、
宗教はあるのに!

ファンタジーって荒唐無稽なだけじゃなくて、
リアリティがないと面白くないですよね。
如何に現実の世界の問題を象徴できているかが、
作品の面白さに繋がると思うんです。

映画がどんなものかは知りませんが、
原作は息つく暇もないくらい面白かったです。

天と地の守り人

そいつは、わしらがなやんでも、しかたのないことだ。
バルサもチャグムも、それぞれ自分で、自分の運命に決着をつけるしかないんだよ。
おまえや、わしには、ほかにやることがある。
それぞれが懸命に力をつくした道の果てに、ふたたびであえることを祈るしかない。

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