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狐笛のかたな

狐笛のかなた (新潮文庫)狐笛のかなた (新潮文庫)
(2006/11)
上橋 菜穂子

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久しぶりに更新します。
面白い本を読んだので。

僕が最初に読んだ上橋菜穂子さんの本は「守り人」シリーズです。文庫版で読みました。NHKでアニメ化されるちょっと前ですね。もちろん「旅人」シリーズにもハマったし、「獣の奏者」も読みました。
でも「狐笛のかなた」はタイトルが悲しそうなイメージだったので後回しになっていました。それに「狐笛のかなた」よりも「獣の奏者」のほうが冒険の臭いがするじゃないですか。

読んでみたら、やっぱり悲しい話でした。いい終わり方をするんですけどね。ちょっと暗めの、表紙の狐のような、透明なブルーのイメージの本です。でも、読んだらが解れます。

過去は変えられない。だから過去に固執するのは愚かなこと。未来のために、過去にこだわらずに最善手を。
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有頂天家族

有頂天家族 (幻冬舎文庫)有頂天家族 (幻冬舎文庫)
(2010/08/05)
森見 登美彦

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 私の読む森見登美彦3作品目です。夜は短し歩けよ乙女→四畳半神話体系→有頂天家族の順に読んで参りました。『夜は短し~』と『四畳半~』は独特の快い言い回しで、主人公と黒髪の乙女の嬉し恥ずかしな一部始終が描かれているという点で共通だったんですが、今度の『有頂天家族』は狸です。遺憾ながら黒髪の乙女は出てきません。しかし糺の森はちゃんと出てきます。今までの森見登美彦とはひと味違いつつも、今までの森見登美彦です。
 それで、今までと違って家族愛が描かれているんですが、恥ずかしながら私泣きました。電車の中で読みながらぽろぽろ泣きました。何がそんなに琴線に触れたのか、イマイチはっきりとしないのですが、ぐっと胸にくるモノがあったんですね。タイミングがたまたまあっただけなのかもしれません。今読んだらちっとも泣けないのかもしれません。しかしやはり、全編を通して、切ない。哀愁漂う作品です。この切なさは『夜は短し~』と『四畳半~』には無かったモノです。森見登美彦の新境地かもしれません。
 もちろんちゃんと希望もあるし、笑えますよ。笑い転げる事請け合いです。

ハッピーになれる算数

ハッピーになれる算数 (よりみちパン!セ)ハッピーになれる算数 (よりみちパン!セ)
(2005/03)
新井 紀子

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数学が苦手な人のために新井紀子さんが書いた本です。よりみちパン!セというシリーズの本です。

僕は中学校までの数学は得意なので、一息に読めましたが、数学が苦手な人がこの本を読むというのは相当な苦行です。しかし苦行なだけに、読み切ったときには随分と数学ができるようになっているでしょう。

もしかしたら、もう一度学校に戻って数学を勉強したい!とさえ思うかもしれません。

実は数学とはそれくらい面白い物なのです。なんとかそれを子供たちに伝えてあげたいです。

マスコミの印象操作について

(以下asahi.comより引用)

 菅直人首相が26日、東京都青梅市内で記者団に語った内容は次の通り。

 【医療介護の首相指示】

 「それじゃあの、私の方から一言。あの、今日はあの、この大塚先生がつくられた、あの、けいゆう……病院?(秘書官「慶友病院」)、慶友病院に視察にお邪魔しました。その中でいろいろ話を聞いた中で、今厚労省に、厚労大臣に対して、ま、総理としての指示を出すことに決めました。詳しくはお手元に資料も配っておりますが、ま、介護・看護現場で依然としてこの、人材が不足しているため、以下の点について取り組みを行うように厚労省に指示をいたしました。ひとつは、人材確保のための介護・看護職員の処遇改善に向けて、今後とも取り組むようにということです。もうひとつは、介護人材の活用のため、えー、在宅、介護保険施設、学校等において、介護福祉士などの介護職員が、たんの吸引や経管栄養等といった、日常の医療的ケアを、そうした人たちが実施できるよう、法整備の検討を早急に進めること。また、あわせて介護職員がこうした医療的ケアを適切に実施することができるよう、レベルアップ研修事業を本年度中に前倒しをして実施すること。ま、こういった点についての指示を出すことにしました。私からは以上です」

 【視察の感想】

 ――よろしくお願いします。

 「はい」

 ――改めてきょうの視察先を選んだ理由と感想を。

 「二つの点で、非常にあのー、私にとって大変大きな示唆をいただきました。一つはやはりあの、人間誰しも、あの、どこかで亡くなるわけですが、その、うー、亡くなられる、うー、までの、特に最後の間にですね、ま、あの、一般病院ではよくスパゲティ症候群と言われるようにですね、いろんな栄養剤を入れたりして、ま、患者さんも苦しい、家族も大変という中で亡くなられるケースが多いわけですが、ここの病院では、あの、尊厳を持ってですね、なるべくこう、ご本人にも苦しい目にはあわせない。そして人間的にもこう、おー、しっかりとですね、その人の人格というか、そういうものをこう認めた中でケアをしていくと。それには介護と医療が、こう、一体的に運営されることで、結果としては医療資源についてもより効率的な形になっているという、ま、そういう実態を改めて聞きまして、これは今後ますます高齢化社会が進む我が国にとって、大変、あのー、大きな要素で、今後考え方を一つ、制度のですね、あの、変えていく、制度を考えるんで、しっかりとそのことが最終場面こそ介護と医療が一体的に、いー、サービスを提供できるという態勢が重要だということは、一点、非常に強く感じました。

 もうひとつはあの、今の指示にも申し上げたように、あの、介護職員の、あるいは看護職員の皆さんが、働きたいんだけれどもなかなか、あのー、長期に働きにくいという、その条件をですね、できるだけ緩和していくというか、改善していくと。もちろんこれにはあの、うー、給与の問題等もありますが、それと同時に、あるいはそれ以上にですね、働く人たちの今度は育児とか、あー、いろんなですね、働く人の都合に合わせていろんな職種をここの病院の場合は変えていただけるんだそうですが、そういう形でこう、働く人にとっても働き、いー、働く、継続して働くことができるような、ま、そういうためのこのフォローをですね、ま、制度的にもできるところはしっかりしなきゃいけない。これはあの、厚労省だけではなくて、例えば学童保育の時間延長みたいなこともですね、あの、実際に、えー、介護の方が言われていましたが、ま、そういう点をしっかりあの、フォローしていくと。このように感じました」

 【中国漁船衝突事件】

 ――中国政府が謝罪と賠償を求める声明。応じる考えは。

 「ま、尖閣列島は我が国の固有の領土であります。えー、そういった観点からしてですね、あのー、謝罪とか、賠償とか、そんなことは考えられない。まったく応じるつもりはありません」

 ――現在のところ中国政府は強硬な姿勢を崩す見通しはなく、対立の長期化が懸念されている。中国との関係を回復するために今後どのように対応していくかお考えを。

 「まああの、この問題でやはり、双方ともまずは冷静になって、そして戦略的互恵関係を深めようというのが元々、おー、両国、あるいは私と温家宝総理や胡錦濤主席とも話をして、ま、そのことは中国側も、おー、戦略的互恵関係を深めるという点では、今も姿勢を変えないということを言われておりますので、まあそういう、双方冷静に、双方大局的な観点に立ってですね、行動することが必要だと、こう考えています」

 ――政府は今回の中国人船長の釈放について、検察庁独自の判断だったと説明しています。このような国家の主権にかかわる高度な政治判断を、検察が独自に行うことについてどうお考えか。

 「まあ、今回の、おー、手続きは、検察庁があのー、法に基づいて対応してきたと思うんですから、ま、検察当局がですね、事件の性質を総合的に考えた上で、国内法に基づいて粛々と判断をおこなった結果と、こういう風に承知してます」

 ――総理、総理。

 (秘書官「はい、ありがとうございます。すいません。まいります」)

 「……」

(引用終わり)

一連の外務省の弱腰外交がどうのとか、菅首相のリーダーシップがどうのとか言うつもりはありませんし、言えるほど真剣に新聞も読んでいなければニュースも見ていません。
でもこの記事は酷いなと思いました。普通じゃないなと思いました。ここまでやればいっそあからさまで清々しい感じすらしますかね?
ちょっと前まで小沢氏が的だったのにどうしたのかな?

「宇宙誕生に神は不要」ホーキング博士ら、新刊で主張

(以下asahi.comより引用)

【ワシントン=勝田敏彦】英国の著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士らによる宇宙論の新刊「ザ・グランド・デザイン」が7日、発売された。この本でホーキング博士は「宇宙誕生に神は必要ない」と主張。創造主の存在を前提とするキリスト教の指導者らから批判も出ている。

 物理法則には、「出来すぎ」と思える偶然の一致のようなものがいくつも見つかっており、ニュートンら著名な科学者には「宇宙は『神』によって絶妙にデザインされた」と考える人もいた。

 これに対してホーキング博士らは、宇宙は「無」から自発的に生まれると考えてきた。新刊では、量子力学に重力理論を組み合わせた研究成果から、「出来すぎ」に見えるものは「創造主なしで説明は可能」で、宇宙誕生の大爆発ビッグバンも「神に点火してもらう必要はない」とした。

 しかし英メディアによると、宗教指導者からは異論も相次いでいる。

 英国教会を指導するカンタベリー大主教のローワン・ウィリアムズ氏は、宇宙の中を説明するために人は神を信じるわけではなく、物理学は物事が存在する理由を説明できないという趣旨の反論をしている。

 やはり同教会の指導者であるスウィンドン主教のリー・レイフィールド氏は「ホーキング氏は、ビッグバンについての彼の理解を理由に、『神の存在を信じることが不可能だ』と言っているわけではない」と述べている。


(引用終わり)

 世界的に見れば日本の(僕の)考え方の方が珍しいのでしょうけれど、科学者の発言に宗教家が反論するというのは奇妙な感じがしますね。だって英国教会の某氏は、ホーキンス博士に対等に意見できるほど物理学に長けているわけでは(恐らく)ないのですから。門外漢が何を言うかって思うのが普通かなぁと。

 ガリレオやダーウィンの時代のようにはならないでしょうが、科学によって神の不在証明がされそうになると躍起になる宗教家を見ていると、宗教家自身が神の存在を信じていないのでは?と疑わしい気持ちになります。信じているなら、どっしり構えていればいいではないですか。科学者が何を言ったところで、揺らぐような信仰心では無いでしょう?

 因に僕は「神様がいたらいいなぁ」と思っている人間です。神様とか宇宙人とか未来人とか超能力者とか、いたらきっと面白いですよね。

借りぐらしのアリエッティ

先月か先々月ぐらいになりますが、借りぐらしのアリエッティを観ました。
小ぶりな内容でしたが、丁寧に作られていて面白かったです。

特に面白いなーと思ったのが効果音です。

借りぐらしたちは人間よりも小柄なので、
彼らの身の回りの生活音は全て僕らのものよりも高いのです。
足音も、衣擦れの音も。

水の表現も面白かったです。
ティーポットから出てくるお茶の表面張力!

話もいい感じにまとまってました。

スケールが大きい話ではないのですが、
それなりに見せ場というか、盛り上がりもしましたし、
最後は綺麗に終わりました。

何より悪者がいないのが良かったです。

嫌な奴は出てくるけど、
それが悪い人間かっていうと、
そうでもないから面白い。

ジブリの悪役はみんなそうですけどね。

この世でいちばん大事な「カネ」の話

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
(2008/12/11)
西原 理恵子

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ジョン レノンの歌に「Love is …」
というのがありましたが、
この本は「Money is …」という感じです。

綺麗事で済まされないのが「カネ」の話です。

綺麗事で済ましてこられた人は、
「カネ」に困ったことがない人です。

そして、困るまでその大切さに
なかなか気付けないのが人間でして。

子どもができたら絶対に読ませようと思う。

参議院大阪府選出議員選挙

誰に入れよう。
どの候補も実現できそうにない公約ばかり。
具体的に書かれていないから判断できない。

どこに入れよう。
政党の広報はもっと酷い。
イメージばかりだ。
具体性が何もない。

サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY

サクラダリセット  CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
(2009/05/30)
河野 裕

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帯にこう書いてあります。

――全国の書店員が認めた面白さ!絶賛の嵐!!――

確か平積みになっていたんだと思います。それで裏表紙の粗筋を読んだら僕が好きそうな超能力者物。しかも設定が面白そう。じゃあ買ってみるかという流れになりました。面白かったので買って良かったです。こういう出会いがあるから本屋さんは止められませんね。どれだけネットで買い物をする人が増えようが、どれだけ電子書籍が普及しようが、本屋さんのニーズがゼロになることはあり得ないと思います。もちろん減りはするでしょうが……。

よくある設定なんですけどね。現代日本っぽい街が舞台で、主人公たちは高校生で、それぞれ自分だけの超能力を持っていて、ある機関に所属していて、秘密裏にとある事件を解決する。

ちょっと珍しいのは舞台の咲良田が超能力者の街ってところでしょうか。ちょっと本文から引用すると、

――咲良田は日本の片隅にある街で、太平洋に面していて、なんとか市を名乗ってもいいくらいの数の人々が生活していて、そのおおよそ半数が特殊な能力を持っている。能力は千差万別で、大抵は物理法則に反していて、一応公的には秘匿にしたいらしいけれど人数が人数だけに誰も知らない秘匿という風にはならない。要するに咲良田は超能力者たちの街だということを、住民はみんな受け入れていた。――

という設定なのです。主人公たちの能力次第で面白くもつまらなくもなる設定です。なるべく汎用性が高くて、でも強力過ぎない能力がいいですよね。汎用性が低いと能力が使われるシーンが限定されるし、強力過ぎるとつまらないです。

タイトルの通り表紙の少女がリセットの能力を持っています。最大三日分の時間をリセットできます。確かに汎用性は高いけど強力過ぎます。というか便利過ぎます。なんでもありです。でもそこは、リセットするための条件を特殊にしたり、敵の能力も負けず劣らず強力だったりで見事にバランスが取られています。

文章は爽やかな青色というか若干中二病気味な主人公の語り口で彩られています。中二病を引きずっている僕には読みやすくて良かったです。というか僕は頭の中で悶々と考えるタイプの主人公が好きですね。少年漫画タイプの主人公はあまり好きではないかもしれない。

様々な能力によって、時間を超越して張られた伏線が回収されていくのはなかなか面白かったです。現在第2巻を読んでいます。第3巻は今年の夏に出るそうです。

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